音楽は消えない

精神が少しずつ死んでいきそうです。

 

年度末、春先、この時期は例年特別なライブが多い時期です。

 

3/22、ハロプロのひなフェスが予定されていました。

開催叶わず、加入当初からの推しであるアンジュルム室田瑞希ちゃんが、無観客ライブの中卒業していきました。

ライブができたこと、それを生中継という形で私たちに届けてくれたこと、嬉しかったですが、やっぱりファンの声を直接届けることができない中での卒業に痛く寂しさを覚えました。アンジュルムで水色を振ることももうないのかな。タオルもTシャツももうお蔵入りかな。不完全燃焼感が否めません。だからこそ、実感が全くありません。

 

3/30、同じくハロプロこぶしファクトリーが解散コンサートを行いました。こちらも予定していた会場の無観客ライブ。

オープニングから絶対にファンの声が重なって一つとなる演出・選曲なんだろうな、と思わされて、生中継を見ながら終始泣いていました。推しの広瀬彩海ちゃんが最後の挨拶で絞り出した、「なんでこぶし組(ファン)がいないの…」という言葉にすべてが詰まっているような気がして。彼女らがこの日のためにどれだけのものを積み重ねてきたかがひしひしと伝わってくるライブであったがゆえに、こちらとしても悔しさが残りました。

 

5月、ハロプロの最年少グループ・BEYOOOOONDSのライブに2回行く予定でした。うち1回は彼女らがあこがれていた中野サンプラザ単独公演で。まだまだ伸びしろがある彼女らが、ひろびろとホールで歌って踊る姿を見たかった。こちらの公演も中止、延期を検討中となりました。

 

6月、年明けから楽しみにしていた超特急のツアー4公演に行く予定でした。5人体制となり初のツアー。DINERというタイトル通り、「おもてなし」のコンセプトを全面に出したツアーとなることが予告されており、毎年のこの時期のツアーをまたも最高更新してくれるものと思っていました。こちらも中止が発表されました。

 

4月に入り、職場がほぼリモートワークに切り替わりました。

私は場所で仕事とプライベートを切り替えるタイプなので、家にずっといるということは常に仕事がまとわりつく感覚に襲われることと同義です。1週間ほど切り替えがうまくいかず、悶々とした「仕事感」を常に抱えながらの自宅での生活となりました。

 

たまに買い物に行く時など、外に出るときは必ず音楽を聴きます。それが楽しみで、音楽を聴くために散歩する、なんてことも自粛前はよくありました。リモートワーク開始後はたまの買い物に付随する音楽にとても助けられています。

 

少し切り替えがうまくなってきて、久しぶりに溜まっていた録画やライブ映像を見てみました。不安に包まれる今の社会から切り離されているかのように、そこには「いつもの」音楽がありました。楽しかった。

SNSを見ても、音楽をいろいろな形で届けてくれようとしている人たちが大勢います。昔の音楽も、これから生み出される音楽も、ずっとずっと消えずに広がっていくということを今身に染みて感じています。

昔のライブ映像を見ても楽しいし、新曲がリリースされたらわくわくするし。音楽は過去も未来も消えずに残っていて、時空を超えて人々の心に触れていくんだなぁと。

 

そんな消えない音楽に、壊れそうな精神は今救われています。音楽を好きで良かった。期待していることがどんどんとなくなって気持ちが折れそうになるけれど、どんな時でもずっとそばにいてくれる音楽に頼りに頼って今は生きようと思います。

 

この時期が明けて、また音楽が鮮やかな色を取り戻すことができますよう。できることは、音楽を愛し続けること。それを行動にすること。

 

好きな人たちが音楽を発信することを辞めないでいてくれることに感謝して。